MENU

レンタルサーバーの種類

レンタルサーバーの種類

スクロールできます
共有サーバー専用サーバーVPSクラウドサーバー
対象小規模サイト大規模サイト小〜大規模サイト小〜大規模サイト
料金従量課金
難易度
安全性
CPU/メモリ固定固定固定増減可能
ストレージ固定固定固定追加可能
他ユーザーの影響受けやすい受けない受けにくい受けにくい
建物に例えるシェアハウス一軒家マンション仮想空間

レンタルサーバー(ホスティングサービス)には「共用サーバー」「専用サーバー」「仮想専用サーバー(VPS)」「クラウドサーバー」と種類が存在します。

ホスティングサービスや海外レンタルサーバーに関しても解説してるので参考にして下さい。

共用サーバー

共有サーバーは、1つのサーバーを複数のユーザーで使用するものです。例えるなら、一軒家やシェアハウスで家族や同居人と1つの家を共有するようなものです。

共有サーバーは専用サーバーよりも安く利用でき、手間がかかる設定作業もサーバー会社が行ってくれます。このような理由から、標準のソフトウェアが搭載されているWebサイトは、大抵共有サーバーで運営されています。

ただ、1台のサーバーを複数人で利用するので、ほかのユーザーからの影響を受けやすくなるのがデメリットです。例えば、ほかのユーザーがデータの大きい通信を行うと、サーバーが止まってしまうケースもあります。なので、メモリやタイムアウトの制限は、細かく決められているケースが多いです。

共用サーバーのメリット
  • 費用が安い
  • サーバーの管理や運用をしなくてよい
  • 初心者でも使いやすい
共用サーバーのデメリット
  • カスタマイズの自由度が低い
  • 他のユーザーの影響を受けやすい

費用を抑えつつ最低限のサーバー機能があるサーバーを使用したい個人事業主やフリーランスにおすすめのレンタルサーバーです。

専用サーバー

専用サーバーは、ホスティングサービスから提供されているサーバーを、1人で1つ丸ごとレンタルします。例えるなら一軒家を借りるようなものです。

専用サーバーは、1台のサーバーを専用して使用できるので、ソフトウェアのインストールやバックアップの設定などが自由に行えます。

また、ほかのユーザーからの影響もなく、メモリやタイムアウトなどの制限もゆるやかに設定されているのが特徴です。

さらに、「root権限」が提供されているサービスなら、ミドル層まで変更できるようになるので、カスタマイズの自由度が高くなります。

ただ、専用サーバーはコストが高くなるのがネックです。また、自由に使いこなすためには知識が必要で、「root権限」付与のサービスなら、サーバーを構築するための専門知識が必要となります。

専用サーバーのメリット
  • 他ユーザーの影響が少ない
  • カスタマイズの自由度が高い
  • 回線速度が安定している
専用サーバーのデメリット
  • 費用が高い
  • 専門知識が必要になる

仮想専用サーバー(VPS)

VPS(仮想専用サーバー)は、1台のサーバーの中に複数の仮想サーバーを作り、ユーザー1人1人が分割して使用するタイプのサーバーです。例えるならマンションの1室を借りるタイプになります。

VPSは、1台のサーバーの中に複数のサーバーを構築するものなので、専用サーバーと共有サーバーのメリットを合わせたようなサーバーです。

1つの仮想サーバーを1人で使用できるので、専用サーバーと同じ機能が利用でき、コストも低価格で済みます。また、OSやミドルウェアの設定も可能なので、サーバーレベルから自分で設定したい人におすすめ。

VPSの用途としては、Minecraftをはじめとしたゲーム用マルチサーバーやFXの自動取引ツールの運用などが挙げられます。

VPSのデメリットは、カスタマイズ性が高い反面、使いこなすには専門的な知識が必要となります。また、実質的には複数のユーザーで共有して使用するため、専用サーバーよりもほかのユーザーからの影響は受けやすくなるのがデメリットです。

仮想専用サーバーのメリット
  • 費用を抑えて高い性能を利用できる
  • 用意された中からOSを選択できる
仮想専用サーバーのデメリット
  • 専門知識が必要になる
  • 専用サーバーほど回線は安定しない

クラウドサーバー

クラウドサーバーは、ネット上のクラウドに、仮想サーバーを作るタイプのレンタルサーバーです。複数のユーザーで共有しますが、クラウド上でサーバーが提供されるので低価格で利用できます。

クラウドは高い拡張性が特徴で、リソースの追加や削除も簡単に行えるのがメリットです。またクラウドが一連のWebサイトをホストし、特定のWebサイトのトラフィックレベルやスパイクの処理ができます。

ただ、クラウドサーバーはセキュリティが弱いのがデメリットです。クラウドサーバーはインターネット上に仮想サーバーを構築するので、クラッキングや操作ミスなどに弱いサーバーとなっています

また、使いこなすにはより専門的な知識が必要です。

本記事では主に一般的に利用される「共用サーバー」を比較して紹介しています。

クラウドサーバーのメリット
  • 初期費用(設備投資)が不要
  • 維持コストを抑えられる
クラウドサーバーのデメリット
  • 自社で復旧作業ができない
  • 長期的に見るとコスト高になる場合もあり